【20代の薬剤師】全国転勤上等!全力でインデックス投資はアリ?

資産運用
  • 新卒で大手ドラッグストアに就職し
  • とりあえず一番稼げる全国転勤の薬剤師になり
  • 社宅で住宅費もほぼゼロで
  • 投資資金も月10万円以上は余裕で確保

「今は月5万円積立してるけど、もっと投資するべきか・・」

そんな悩みを抱える薬剤師についての記事です。

20代薬剤師
20代薬剤師

これ、まんま僕に当てはまる・・

20代薬剤師
20代薬剤師

私も今は独身で、月5万の積立投資はできてるけど。
もうちょっと積立額増やすべき?

薬剤師であれば、特別倹約家でなくとも、月に10万円以上は投資資金に充てられるって人も少なくないと思います。

今回、このような20代で投資資金に余裕がある人たちの投資プランについて、2つのパターンを考えてみました。

  • 頑張って20代に積立額を多めにした場合。
  • これまで通り、堅実に積立投資した場合。

25歳を開始年齢としたら、15年後40歳の時点で資産はどうなるでしょうか。

Negi
Negi

ちょっとシュミレーションしてみましょう!

ちなみに、今回の記事にどっちが正解とかはありません。

(「20代の余剰資金は全て投資に回しましょう!」って感じの過激な記事ではありませんのでご安心ください。)

気軽に楽しんでください!

【薬剤師】モデルケース

今回のモデルケースの経歴はこんな感じ↓

  • 25歳  
  • ドラッグストア薬剤師
  • 全国転勤あり ナショナル社員
  • 社宅あり 家賃補助8割

全国転勤ありの社員区分(ナショナル社員)となってくると、

給与も高く、社宅もあって住居費はほぼゼロ、

20代では無敵状態なんですよね。

Negi
Negi

僕自身も社宅にはかなり助けられました。

年収としては、2年目で600~650万くらいでしょうか。

社宅などの福利厚生を含めた実質年収は700万くらいだと思います。

(大手薬局・ドラッグストアではよくある待遇ですね。)

月の手取り30万と仮定し、

生活費等を引いて、月20万を余剰資金とします。

この余剰資金から、一部を投資に充てるって感じですね。)

まずはパターン①、

「20代にがんばって積立額を増やしたらどうなるか」

25歳からの5年間、余剰資金をなるべく積立資金に充てて

その後の10年間は、何らかの理由で積立をやめた場合を見てみます。

2025~2030年の5年間

  • 月15万円で積立設定ボーナスは追加投資
  • 年間投資元本 200万円 (月15万円 × 12ヶ月 + ボーナス20万円)
  • 想定利回り 7% (全世界or全米株式インデックスファンド)

(ボーナス月の計算は面倒なので、ここは200万/12ヶ月 = 月17万円の積立設定として計算しています。)

結果はこうです↓

5年後の投資元本は、約1020万。 運用益は約197万円となりました。

2031〜2045年の10年間

その後、子育て・住宅購入などのライフイベントにより、

毎月積立投資する余裕なくなり、いったん投資をやめたとします。

  • 月0円で積立設定
  • 投資元本 約1217万円  (※2025〜2030年の5年間データ引き継ぎ)
  • 想定利回り 7% (全世界or全米株式インデックスファンド)

計算してみると↓

さらに10年後、運用益は約1228万円になりました。

トータルこの15年間で、投資元本1020万円に対し、運用益は約1400万円という結果に!

最初の5年間を除き、10年間まったく積立していない状態です

ほったらかしていたにも関わらず、資産は倍に以上・・ナンテコッタ

複利の力ってすごいですね。

お次はパターン②です。

「これまで通り月5万円、堅実に積立投資するとどうなるか」

25歳から40歳までの15年間

月5万円 (+ 年間ボーナス10万円) 積立投資していた場合を考えてみます。

2025~2040年の15年間

  • 月5万円で積立設定 ボーナスは追加投資
  • 年間投資元本 70万円 (月5万円 × 12ヶ月 + ボーナス10万円)
  • 想定利回り 7% (全世界or全米株式インデックスファンド)

(ボーナス月の計算は面倒なので、ここは70万/12ヶ月 ≒ 月6万円の積立設定として計算しています。)

結果はこんな感じ↓

投資元本 1080万円

2040年の時点で、おおよそ運用益は約820万円となりました。

十分すぎるリターンですね!

以上、2つの投資パターンでした。

40歳の時点での結果はこうです

パターン①・・・投資元本1020万円 運用益約1400万円

パターン②・・・投資元本1080万円 運用益約800万円

運用益については、20代に投資をがんばったパターン①の方が、リターンは大きくなりましたね。

20代薬剤師
20代薬剤師

思ってた以上に差があったなー

パターン①、②ともに、

同じ金額(投資元本)を、同じ期間 (15年間)同じ投資先(全世界or全米株式インデックス)に 投資してるのに不思議ですよね。

パターン①の方は、

より早い段階でまとまった資金(1000万)を投入できた」ため、リターンも大きくなっています。

一括投資と積立投資で差ができてしまうのと同じ理屈ですね。

(パターン①、②ともに積立投資ではありますが、パターン①は15年間のうち初めの5年間に資金投入することで一括投資に似たリターンになっています。)

早い段階でまとまった資産(1000万)をつくることで、より早く雪だるま式に資産が増えていきます。

Negi
Negi

雪だるま作ろ〜♪

【まとめ】

まとめです。

今回の記事は、

20代で、積立資金も月10万円以上は十分確保できており、

「もっと積立額を増やすべきか・・」

そんな悩みを抱える薬剤師についての投資シュミレーションでした。

いかがだったでしょうか。

お金の面でいうと、

20代にガッツリ稼げる薬剤師にとって、積立資金を多めに設定するのは全然アリです。

特に、独身で、全国転勤OKな薬剤師は、お金も溜まりやすく相性もいいですしね。

20代薬剤師
20代薬剤師

ナショナル社員ってお金はいいけど、ずっとこの働き方ができるとも限らないしね。

いつかは地元に帰るかもしれないし、結婚するかもしれないし。

Negi
Negi

「30代以降はライフプランに合わせて月3万に減らす」とかでも全然OKですしね。

月5万円の積立投資プランも、世間が思っている以上に難しいと思うんです。

家を買ったり、車を買ったり、子供が生まれたりと、今後のライフスタイルによって余剰資金の使い方も変わってくるかもしれません。

それでも、この先何年、何十年、雨の日も風の日もヤリの日も、月5万投資するわけですから。

20代薬剤師<br>
20代薬剤師

たしかに。今は株式の調子がいいから特に気にならないけど、

10年後に投資できてるか正直自信ないかも。

そういう意味では、若く、独身のうちにまとまった資金を投資しておくのも感情との上手な付き合い方かもしれませんね。

もちろん、これまで通り無理せず月5万円をコツコツ投資して、残りの余剰資金は自由に使うのも全然アリ!

冒頭でも述べましたが、今回の話にどっちが正解とかありません。

資産運用は誰かとの競争ではないですし、早く小金持ちになった人が偉いわけじゃないですから。

友人・仲間との時間資格勉強の自己投資など、20代には20代にしかできないお金の使い方があります!

僕としては、20代を全力で貯蓄するよりも、若い時にしかできない貴重な経験にもお金を使ったほうがいいと思います。

僕自身も20代に貯金を全額ベットして、薬学部に進学しました。結果として、30代でより稼げるようになりましたから。収入面以外でも、一度社会人を経験して大学に進学したという経験は、僕の人生でかけがえのないものになっています。

なんとなく薬剤師になって、この先ずっとこの仕事でいいのか悩んでる人も、20代のうちにいろんな経験、勉強をしてみるといいと思います。

Negi
Negi

僕なんてもう30代後半ですが、まだまだいろんなことに挑戦していきたいです!

金融資産だけでなく、社会資本(人とのつながり)人的資本(自己投資)にも、バランスよく力を注いでいきましょう!

それではまたっ!

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