
今からでも医療系に転職できるかな〜

正直やりがいよりもお金。給料が高い医療職を選びたい!
やりがい・向き不向きは一旦置いといて、
コスパや難易度、年収から考えて、社会人からでもおすすめできる医療職をピックアップしてほしい!
そんな方に向けての記事です。

僕自身、自動車業界で約6年働いた後、20代後半で薬学部に入学し、30代半ばで薬剤師になりました。現在は調剤併設ドラッグストアの薬剤師として働いています。
今回の記事は、
自動車業界から医療業界に転職した僕が、
といった内容でお話しします。
医療系に転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください!
お金を目的にした医療業界への転職はアリ?
前置きですが、
お金だけを目当てに医療業界へ転職するのはおすすめしません。
なぜかと言うと、年収が高い業界じゃないから^^;

でもこれからどんどん高齢化社会になっていくし、需要はどんどん高くなるんじゃないの?

たしかに医療職は、需要はあります。
ただ需要があるからと言って給料がいいわけではありません。
介護業界を例に考えてみてください。昔っから人手不足ですが給与水準は低いままですよね。
医療業界がイケていない理由は、生産年齢人口の減少と老年人口の増加により、社会保障費が増え続ける一方で、医療費の削減が求められているためです。その結果、「医療従事者の給与を大幅に上げるのは難しい」という状況になっています。(ただし、IT化による生産性向上など、まだまだ改善の余地はありますが。)
そもそも、年収って「どの業界に属するか」でほぼ決まるんですよ。IT系や、金融系、高年収でホワイト率が高い化学系など、インフレ率に合わせてしっかり賃上げされる業界もあれば、医療業界のように賃上げも乏しく現状維持が一杯一杯な業界もあるんです。
もし医療業界に特に興味もなく、他の業界に挑戦できる年齢(20代)なのであれば、成長性のある業界への転職を強くおすすめします!
とまあ、つい愚痴ってしまいましたが、
僕的に社会人からでもおすすめできる医療資格をご紹介します。
社会人におすすめの医療資格
社会人からでもおすすめできる医療資格はコチラ▼
- 医師
- 看護師
- 薬剤師
- 診療放射線技師
- 臨床検査技師
なぜこの5つかというと、これらの資格は平均年収が500万以上を期待できるからです。
時間とお金をかけて国家資格をとるわけですから、年収500万円は欲しいですよね。
そこで今回、この5つの医療職の取得難易度を、
取得年数・国家試験難易度・学費面など総合的に判断し、レベル1(最も易しい)からレベル5(最も難しい)で評価してみました。
さっそく見てみましょう〜
医師(レベル5)
- ✅ 取得年数:6年(医学部)+研修医期間2年
- ✅ 国家試験難易度:非常に高い(合格率約90%だが、膨大な知識量が必要)
- ✅ 学費:私立は約2000万円~5000万円、公立でも350万円~
- ✅ 平均年収:
- 研修医:400万~500万円
- 勤務医:1000万~1500万円
- 開業医:2000万円以上(科目や地域による)
- 総評:最も長期間の教育が必要で、入学の難易度も非常に高い。学費は高額だが、資格取得後の年収も最も高い
キングオブキング。まあ医師は別格ですよね〜。
薬剤師(レベル4)
- ✅ 取得年数:6年(薬学部)
- ✅ 国家試験難易度:やや高い(合格率約70%~80%、科目数が多い)
- ✅ 学費:私立で約1000万円~1500万円、公立で350万円程度
- ✅ 平均年収:
- 病院薬剤師:400万~600万円
- 調剤薬局薬剤師:450万~650万円
- ドラッグストア薬剤師:500万~800万円
- ✅ 総評:6年間の学習と国家試験の対策が必要。医師ほどではないが、長期間の学業負担と学費がネック。ただし、年収は他の医療職よりやや高め。
ん〜、正直コスパはよくない!ただ、臨床よりではなく「薬を扱う」ってのが僕は好き。(個人的感想)
看護師(レベル3)
- ✅ 取得年数:3~4年(看護大学or専門学校)
- ✅ 国家試験難易度:中程度(合格率約90%、暗記中心)
- ✅ 学費:私立大学で400万~800万円、専門学校なら300万~500万円程度
- ✅ 平均年収:
- 一般病院勤務:400万~550万円
- 大学病院勤務:450万~600万円
- 訪問看護・管理職:600万~800万円
- ✅ 総評:学費は比較的抑えられ、国家試験の合格率も高いが、実習負担が大きい。経験を積めば管理職や訪問看護で高収入も可能。
夜勤もあるため、年収は意外と高い。コスパはよく見えますが、圧倒的に向き不向きがあると思います・・
診療放射線技師(レベル3)
- ✅ 取得年数:4年(診療放射線技師養成課程)
- ✅ 国家試験難易度:中程度(合格率約80%~90%、計算問題が多い)
- ✅ 学費:私立で400万~800万円、公立で300万~400万円
- ✅ 平均年収:
- 病院勤務:450万~600万円
- クリニック勤務:400万~550万円
- 放射線管理職・専門職:600万~800万円
- ✅ 総評:国家試験の合格率は高めだが、物理・数学の知識が求められる。経験を積めば年収が増えやすい。
何気に一番コスパよく見えますね〜。ただ、最大の難関は就職かな。
臨床検査技師(レベル2)
- ✅ 取得年数:3~4年(臨床検査技師養成課程)
- ✅ 国家試験難易度:やや易しい(合格率約80%~90%、暗記が中心)
- ✅ 学費:私立で400万~800万円、公立で300万~400万円
- ✅ 平均年収:
- 病院勤務:400万~550万円
- 検査センター勤務:350万~500万円
- 専門職・管理職:600万円以上
- ✅ 総評:試験の難易度は比較的低めで、学費も抑えられるが、給与水準は他の医療職と比べると低め。専門性を磨けば年収アップも可能。
ギリ500万円のラインを狙えそう。興味がないのに敢えて選ぶような職種でもない気もしますが。
取得難易度【まとめ】
資格 | 難易度 | 平均年収 | 取得年数 | 学費 |
---|---|---|---|---|
医師 | レベル5(最難関) | 1000万~1500万円以上 | 6年+研修2年 | 高額(2000万~5000万) |
薬剤師 | レベル4 | 450万~800万円 | 6年 | 高額(1000万~1500万) |
看護師 | レベル3 | 400万~600万円 | 3〜4年 | 中程度(300万~800万) |
診療放射線技師 | レベル3 | 450万~600万円 | 4年 | 中程度(300万~800万) |
臨床検査技師 | レベル2 | 350万~550万円 | 3年 | 中程度(300万~800万) |
就職の難易度ランキング
苦労して資格をとっても就職できなければ意味がないですよね。
というわけで、就職難易度もチェックしておきましょう〜
医師(レベル2:比較的就職しやすい)
- ✅ 求人数・市場の需要:高い(特に地方は人手不足)
- ✅ 競争率:希望の診療科や病院によっては競争率が高い
- ✅ キャリアの幅:病院勤務、クリニック開業、研究職など多岐にわたる
- ✅ 総評:医師は慢性的に不足しており、基本的に就職しやすい。ただし、人気のある大病院や診療科(皮膚科・眼科など)は競争率が高く、希望通りの就職は難しいことも。
薬剤師(レベル1:最も就職しやすい)
- ✅ 求人数・市場の需要:非常に高い(調剤薬局・ドラッグストア中心に需要増)
- ✅ 競争率:低め(薬剤師不足のため、売り手市場)
- ✅ キャリアの幅:病院、薬局、製薬企業、ドラッグストアなど幅広い
- ✅ 総評:薬剤師は全国的に人手不足で、特に地方では高待遇の求人が多い。そのため、就職難易度は低く、比較的希望の職場を選びやすい。
看護師(レベル1:最も就職しやすい)
- ✅ 求人数・市場の需要:非常に高い(病院・クリニック・介護施設など)
- ✅ 競争率:低め(慢性的な人手不足のため、売り手市場)
- ✅ キャリアの幅:病院、訪問看護、介護施設、美容クリニックなど幅広い
- ✅ 総評:看護師も慢性的な人手不足で、全国的に就職しやすい。特に夜勤ができる人や訪問看護を希望する人は高待遇で採用されやすい。
診療放射線技師(レベル3:やや就職しにくい)
- ✅ 求人数・市場の需要:やや低め(医療機関に限られる)
- ✅ 競争率:高め(養成数に対して求人数が少ない)
- ✅ キャリアの幅:病院やクリニックが中心で、選択肢はやや限られる
- ✅ 総評:診療放射線技師は、病院やクリニックに限られるため求人数が少なめ。そのため、希望する勤務地や病院に就職するのはやや難しいことも。
臨床検査技師(レベル4:就職が厳しい)
- ✅ 求人数・市場の需要:低め(病院や検査センターに限られる)
- ✅ 競争率:高め(供給数が多く、希望の職場に入りにくい)
- ✅ キャリアの幅:病院、検査センター、企業の研究職などだが選択肢は狭い
- ✅ 総評:臨床検査技師は診療放射線技師よりもさらに就職が厳しい。病院よりも検査センターの方が求人数は多いが、給与水準が低いため、希望通りの職場に入るのは難しいこともある。
まとめ(就職難易度ランキング)
資格 | 就職難易度 | 理由 |
---|---|---|
薬剤師 | レベル1(最も就職しやすい) | 調剤薬局・ドラッグストアの求人多数 |
看護師 | レベル1(最も就職しやすい) | 病院・介護施設で人手不足 |
医師 | レベル2(比較的就職しやすい) | 需要はあるが、希望の診療科・病院によっては競争率が高い |
診療放射線技師 | レベル3(やや就職しにくい) | 求人数が少なく、競争率が高い |
臨床検査技師 | レベル4(就職が厳しい) | 求人数が少なく、希望の職場に入りにくい |

卒業時の年齢を逆算して考えることが大切です。僕は卒業時30代半ばだったので、就職難易度はメチャクチャ重視しましたね^^;
卒業時20代とかなら放射線技師もよかったかも。
(体験談)当時の僕が悩んだこと
当時の僕は、
- 資格取得までの金銭的コストと時間的コスト
- 入学難易度
- 就職難易度(年齢的にも)
- 満足できる年収は得られるか
これらを踏まえて考えた結果、薬剤師、診療放射線技師の2つが候補に残りました。
国家試験の難易度は、入学してしまえば、なんとかなるだろうと思っていたのであまり深くは考えず。(実際なんとかなります。)
最終的に薬剤師を選択した決め手は、熱量(なりたい!と強く思うかどうか)でしたね。
あと、物理嫌いだし診療放射線技師は向いてないのかな?って思いました。

結局のところ、興味があるか・自分に向いてそうかが大切だと思います。
もちろん収入面も大事ですけどね。
ちなみに、
医師や看護師を除外した理由として、看護師は夜勤ありきの給与だし、そもそも臨床怖いし、興味も薄いから。医師は金銭的・年齢的・学力的にも現実的ではないから。臨床検査技師も同様に興味が薄かったからですね。
医療業界って実際どう?
薬価改定や診療報酬・調剤報酬など、予算や薬の価格が国によって決められているため、良くも悪くも安定しています。逆に、収入をどんどん伸ばしたい人には向かない職業かもしれません。(ただし、医薬品メーカーや医療機器メーカーの営業職は別です。)
また、医療業界はIT化が遅れており、超非効率な業界です。いまだにFAXやCD-ROMを使ってますからね。ビビりますよ。 結果として、ITリテラシーやPCスキルといった一般的な社会人スキルが身につきにくい環境でもあります。逆に言えば、少しITに詳しいだけで重宝されるかも。
僕が自動車業界にいた頃は「売上を上げよう!利益を出そう!」という意識が強かったですが、病院や薬局では利益に対してそれほど重きを置いていない人が多い印象です。それなのに、「患者さんファーストでいたい」「利益がなくてもアレコレやってあげたい」でも「自分の給料は下げたくない」という考えの人もいて、「それはさすがに無理でしょ!」とツッコミたくなることも。笑
利益を求めるのは他の業界では当たり前のことですが、医療業界ではその意識が少し薄いのが特徴的ですね。

IT化を駆使して無駄をなくせばまだまだ伸び代はあるとも言われています。
もっと業務を効率化していきたいですね〜
まとめ
まとめです。
今回は、医療系の職業に興味がある方に向けて、
やりがいや向き不向きは一旦除外し、コスパや難易度、年収などに着目したおすすめの医療職をご紹介しました。
今回の記事はお金をメインにお話ししましたが、実際には向き・不向きも大事ですよ。むしろそっちの方が重要!
やりがいなんて後付けでなんとでもなります(というか仕事してたら勝手に見出せます)が、向いてない職種を選択してしまうとリカバリーが難しいですからね。
向き・不向きがわからん!って方は、得意教科は何か、臨床に苦手意識はあるか、程度に考えてみてください。
たとえば、
- 物理が得意(計算が好き);診療放射線技師
- 化学・生物が得意;薬剤師
- 生物が得意;臨床検査技師
- 臨床に携わりたい;医師・看護師
書店にいって「将来どんな勉強が必要なのか」専門書をのぞいてみるのもおすすめです!そこで拒絶反応が出るのか、難しそうだけど頑張ってみたいと思うのか・・
じっくり考えてみてください。
以上です。
今回の記事が何かのヒントにつながれば幸いです。
ではまたっ!
コメント